デトックス効果抜群!の発酵飲料。
先日、紅茶キノコなるものの作り方を習ってきました。
これは先生が作った紅茶キノコ。
紅茶にキノコが入ってるの?と思ってしまいがちですが…。←私も最初はそう思ったひとり。
中で増殖する菌がキノコのような形になることから由来されてるようです。
英語では、Kombuchaと言われていて、ストロベリー味など加工され、健康飲料として普通のスーパーで見かけたりします。
日本では、70年代に大流行したようですね。
自宅で培養して(発酵させて)飲めるので手軽にできる健康飲料として流行ったみたいです。…が、日本ではその菌が絶滅したという説もあり。
でも、ココで生きてますよーん。回り回って、ロンドンまで辿り着きました。苦笑。
紅茶キノコは、そのまま飲むもヨシ。
先生が教えてくれたのは、
フルーツポンチで利用できること!
これが大好きな私には目からウロコと言いますか、嬉しくてなりません。
1年以上放置しておくと、酢にもなるので、酢としてお料理にも使えます。
そんな紅茶キノコの主成分は、
やっぱり、な、産膜性酢酸菌。
お酢の一種ですね。
さらには、
パチルス・アシドフィルス(乳酸菌の一種)
ブロメリン(消化酵素)
これらは、体内にある毒素を中和して免疫機能を向上してくれるそうです。
…ということは、ブロバイオティクスとして大きな役割を果たしているのですね!
ブロバイオティクス(Probiotics)の代表的なものには、
乳酸菌やビフィズス菌などがあります。
有名どころではヨーグルトなんかがありますよねー。
でも、胃酸や胆汁酸によって、肝心の腸まで届かないことも多々あります。
パチルス・アシドフィルスは、生きたまま腸まで辿り着き、善玉菌を増やす働きのある乳酸菌。なかなかないですよー、こんな優れもの☆
ヒトの腸には、400〜500種類以上、約100兆個もの腸内細菌(腸内フローラ)が生息していると言われています。
腸内環境が整っていることで善玉菌と悪玉菌の両方が上手い具合に生息し、私たちは健康でいられます。
が。
乱れた食生活や過度のストレス、ときには抗生物質を服用したり(抗生物質は悪玉菌だけじゃなく、善玉菌も殺してしまいます)、などで腸内環境が乱れてしまうと、悪玉菌が増殖、有害物質が増え、免疫力が低下して、風邪を引きやすくなったり、胃腸が弱くなったり、さらには病気になったり…体に様々な影響を与えます。
プロバイオティクスは、悪玉菌の増殖を抑え、有害物質が減少し、腸内環境を調えてくれる正義の味方。腸の機能が活性化されれば、腸の消化吸収が促進され、便秘の解消や予防につながります。
さらに!善玉菌のエサとなる食物繊維を一緒に摂れば、パワーアップ!!
だから、紅茶キノコで作ったフルーツポンチは、
理に叶った腸内環境を良くする一品。
ひゃー。
私が作った紅茶キノコも現在、グロテスクに成長中。
(あまりにグロテスクですので、写真は控えさせて頂きます)
作り方はチョー簡単。
500mlのアールグレイ(…でなくとも紅茶なら何でも!でも、この種類が一番美味しい、と先生説)の紅茶を濃いめに作り、そこに約40gの砂糖を混ぜ、溶かします。
人肌に冷めたところで、先生からもらってきた紅茶キノコ(培養液)を入れ、放置しておくだけ。
10日ほどすれば飲めるそうですが、2週間くらい待った方が味も美味しくなっているでしょう。
味は、甘い紅茶にアップルビネガーの酸味がプラスされた、さっぱりした感じ。
酢ドリンクが流行ったこともありましたが、ほんと、あんな感じです。
…を自宅で作れるんですよ!しかも放置しとくだけ〜♪
ズボラな私でもできましたぁ。
紅茶キノコの菌(培養液)が欲しいひと…ロンドンにあーつまれ♪
作成にあたり注意点をいくつか。
- 作った後は、あまり揺すらない。
- コバエがこの甘い発酵臭が好きらしく寄ってくるので中に入らないように気をつけてください。(蓋をしてしまうと、発酵がかなり遅くなります(または発酵が止まってしまう)ので、蓋の代わりにタオルやガーゼなどで覆っておくといいでしょう。)
- 紅茶キノコの菌は、金属がお嫌いのようで…金属でできた瓶、金属が付いている瓶などの使用は避けて。
- 温度は、温かい方が菌の成長が早いです。温度が低いとなかなか成長しません。
- 出来上がった喜びで飲み過ぎてしまうと下痢になることがあります。健康にいいから、とがぶ飲みは禁物。やっぱりほどほどが一番☆
胃腸が元気ないな、というとき。
朝、小さいグラス(日本酒を飲むときのおちょこくらいの大きさ)に1杯飲んでみるといいですよ。空腹時や食事前に飲む方が効果があるみたいです。