初☆スペルト小麦のスコーン。
写真は、先日、とあるカフェで食べた、スペルト小麦とキヌアでできたスコーン。
で、ちょっぴりアフタヌーンティ。
スペルト小麦は、古代小麦とも呼ばれていて、小麦の原種。
通常の小麦は、品種改良されたり精製されたりして人工的に手が加わり、結果、小麦内部にあるタンパク質のグルテンが体の中で悪さをしますが。
スペルト小麦は、原種なので手が加わっていなく、精製もされていないので必須アミノ酸やビタミン、ミネラルがたっっぷり入っています。
(お米でいうところの「玄米」みたいなものですかね?)
小麦なのでグルテンは入っていますが、加工したグルテンではない自然のグルテン。
だから、食べ過ぎてしまったとしてもグルテンは悪さをしません。
ただ、既にグルテンアレルギーになってしまっている人は、これを食べてもアレルギー反応が出てしまいます。
体がグルテンに対して過剰に反応してますからね。
本来なら、アレルギーの対象ではないはずなのに…可哀想なグルテンさん。
品種改良してしまったがために、グルテンだけが変貌してしまった。
グルテンアレルギー(セリアック病はまた別)の人は、まず、免疫力を高めることから始めるといいですね。
グルテンが入ってきても過剰に反応しない免疫を作ることが第一。時間はかかりますが、少しずつからだの組織を変えていくことが大切です。
そして。
このスコーンに入ってたキヌアは、今や知る人ぞ知る、スーパーフードですね。
スーパーフードと言われる所以は、必須アミノ酸を始め、ミネラルがびっくりするほど豊富!
通常の精白米と比べても、
8倍の食物繊維
2倍のタンパク質
5倍の良質な脂質
6倍のカリウム
10倍のカルシウム
7倍のマグネシウム
8倍の鉄
が含まれているそう!
まぁ、精白米自体が元々全く何も入っていない状態ですからね。
それを比べるのも変な話しですが…。
ちなみに私は、キヌアを白米と一緒に炊いて食べています。
前は、「きび」を入れていたのですが、貴重な「きび」が在庫を切らし、イギリスできびに似た何かを探していたら…キヌアを発見!
姿形がそっくりなの!!
ご飯と一緒に炊いてみたら、「きび」は存在感なくひっそりと栄養補給できる感じでしたが、キヌアはプチプチ感たっぷり!がっつり栄養補給してる感じです。
何の栄養もない白米がキヌアで大変身!できる訳ですね〜。
ロンドンでもオーガニックカフェやヘルシーなメニューを提供してくれるカフェが増えています。もちろん!グルテンフリーメニューも豊富になってきました!!
贅沢な願望を言ってしまえば、現代社会においてグルテンフリーメニューが大切なのはわかりますが、まずは、根本を考えて頂きたい。
品種改良しない小麦であれば、人間の体で消化できて栄養になるものなんです。
それを、「多収」「良質」「安定」のために品種改良し、人間の体で消化できないものを開発し、アレルギーが増える。悪循環だと思いませんか?
人間が元々食べていた自然のもの(手が加えられていないもの)を食べていれば、アレルギーにもならないし、何の問題も起きないはずなのに…。
ひとりでも多くの人が自然の食べ物に戻って、新たな開発をしなくてもいい世の中にできたらどんないいいか。
それには、まず「知ること」が大事。
自然な食べ物ってなぁに?
という素朴な疑問を日々の生活で持つことが大事です。
今回は、自然な食べもの2つをご紹介できたことに感謝ですね〜。