小麦について考える。
お久しぶりです。
前回の記事から、あっという間に7ヶ月も経ってしまいました…。
その間、いろんなことがあったわけですが。
やっぱり同じところに戻ってきたので、これからも少しずつ続けて行きたいな、と再開することにしました。
写真の本、すごいタイトルでしょ。
今、ようやく読み始めた本。
内容もかなり過激的ですが…とっても勉強になります。
ちゃんとしたエビデンスもあるので、ほぼ信用してもいいかな、と思いつつ。
すべてを信じるにはまだ時間がかかりそう。
だってだってだって、今までの栄養学で習っていきたことと、
全く正反対なことを言ってるんですよ!
本の内容をさらっと、おさらいしますと…。
- 現代の小麦粉は品種改良を重ねた結果、ひと昔前に食べられていた小麦粉とは全く別ものができていること←ここは賛成。
- その品種改良によって人間の体では消化できない物質ができてしまっていること。←いわゆるグルテンってやつ…。グルテンは元々、小麦粉の中に存在しているものですが、品種改良によってその存在が大きく占めている状態になってしまった…。
- 消化できないものが体内に残っていると様々な症状や病気を引き起こすこと←納得。
特にこの本ではグルテンと認知症について詳しく説明されていますが、その他の病気でも納得のいくことばかり。
リチャ殿がグルテン過敏症であるが故にとっても興味深いお話ばかりでした。
普通に売られている小麦粉がどんな風に品種改良されてどんな風に作られてるかなんて私たちは知りませんよねー。だから、怖いんです。
小麦粉を作っている人たちにとってラクになるように、大量に商品化するために、季節に関係なくいつでも小麦ができるように、と現代のあらゆる技術を駆使して作られる小麦は便利かもしれませんが、裏では人間の体で消化できない物質が蓄積され、小麦本来の姿ではなくなっている…。
私たちはもっとこういうことを考えていかないといけないな、と思いました。
それと、この本のもうひとつのお題。
それは炭水化物の過剰摂取による肥満、糖尿病、アルツハイマー病、心の病気の発症について。
炭水化物の過剰摂取によって脳がダメージを受けているらしい。
この本はアメリカの医学博士が書いたものですが、それを翻訳している方がココナッツオイルダイエットの本も多数出版されている方でした。
ココナッツオイルダイエットに興味があって、雑誌や本をいくつか買ってみたのですが、後で気づいたら、ほとんどがこの方が書いている本だったのです。
この本の中で、炭水化物の摂り過ぎは良くない、脂質をもっと摂るべきだ、というような書き方をしています。
確かにそうなんです。
脂質は敬遠されがちですが、実は体にとって必要な栄養素のひとつです。
↑これについては、また後日詳しく書きたいですねー。
ただ、ここでひとつ疑問が湧いてきました。
炭水化物(すなわちブドウ糖)は、体内でエネルギーを作る上で欠かせません。脂質だけで細胞が必要とするエネルギーを作れるか、ということです。
もちろん、脂質でもエネルギーが作れるし、炭水化物よりカロリーがあってすぐ燃焼しやすくエネルギーになりやすいですが。
体は上手くできていて、炭水化物と脂質をバランスよく摂ることで必要なエネルギーを作り出しています。
そう考えると、それを脂質だけにして果たして体に必要なエネルギーができるのでしょうか。ずっとそこを疑問に感じながら、ココナッツオイルダイエットの本を眺めていましたが。
別のところに応えがありました。
ズバリ!肥満の人とがん患者以外は、
炭水化物(糖質制限)ダイエットをしてはいけません!
健康の人、または単純に体重を減らしたいなーっという人がそれをすると、細胞の循環が悪くなり逆に病気になります。
その理由は、長くなっちゃったので次回にしますね。
ココナッツオイルダイエットの本にもよく登場する「ケトン体」が鍵ですよー。
炭水化物と脂質との上手く付き合う方法も書いていきたいな♪